スマートアグリシンポジウム2019in富山

今日は富山国際会議場でJAISA 日本農業情報システム協会さんと株式会社 笑農和さん主催の「スマートアグリシンポジウム2019in富山」が開催されました。
今回も去年に引き続き、司会をさせていただきました。
タイトル通り、去年は農薬散布ドローンなど農業に特化した内容で、農業をやっていない私にはちょっと難しいものでした。
が、今年は「農業をベースにした最新ビジネスの話」という印象で、講師の方々のお話を非常に興味深く聴かせていただきました。

基調講演①【阿部梨園の新しい農業経営
  -農家の小さい経営改善と農業経営の未来ー】
  講師:阿部梨園 佐川 友彦さん

個人・家族経営の梨園にインターンシップで入った佐川さん。4カ月で100件の組織変化プロジェクト(改善提案)を行い、うち73件を達成。そのまま就職して3年間で500件もの改善を果たし、その成果を業界全体のレベルアップのために「阿部農園の知恵袋」としてネット上で無料公開されたとのこと。
文書整理やチーム作りなど、農業以外のビジネスでも活用できる事例が紹介されていて、素晴らしく参考になると思いました。

基調講演②【農業界の事業承継を】
   事業承継士 伊東 悠太郎さん

事業承継とは、現経営者に万一のことが発生した場合でも、ほかの人が円滑に作業できる状態にしておくこと。経営者が元気なうちにやっておくことが大切。天皇陛下の生前退位をイメージすると分かりやすい。期限を区切ることで、本人達(親・子)はもちろん、関係者や周りの人みんなが心の準備をできる。
個人経営だと、承継できる人がいない場合は田んぼを手放すという選択肢が多いのでは。実際、私の実家も今は預けてやってもらっていますが、この先どうなるのかなと思います。
これらのスマート農業が、あと5年くらい早く浸透していれば…とも思いましたが、今・そしてこれから農業を担っていく方々がうまく取り入れられることで、若い人の参画が多くなっていく未来が待っているように思います。

そして今回も、仕事をしながら学びを得ることができるなんて、幸せなことだなと改めて思いました。ありがとうございました!!

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